天牌【77点】

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合計 ストーリー キャラクター 世界観 読みやすさ
77 8 5 8 9 7
意外性 臨場感or迫力 お薦め度 全体性 面白さ
7 9 8 7 9

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書評

 ノーテンの流局でも心を踊らされるマンガ。この稀有な麻雀マンガを表現するのにこれ以上ないネーミングであると言える。派手なあがりや目をひくイカサマといったこれまでの麻雀マンガにたびたび登場する内容はほとんど出てこない。男たちの思いが卓上でぶつかり合う。
 天賦の才をもった主人公である沖本瞬。彼を中心に一癖も二癖もあるキャラクター達が己の全てを麻雀に捧げて戦う。その中でも注目すべきなのが、この沖本の師匠にあたる麻雀職人とよばれる黒沢。圧倒的な技術と運を持ちながら、常に勝負は51対49だと謙虚さを忘れない。
 麻雀を通じて知り合い、そして麻雀を通じてぶつかり合う。麻雀は人生そのものであり、文字通り人生をかけて戦い続ける。一つのツモに心臓を高鳴らせ、一つの捨て牌で生死をさまよう。片時も目がはなせない闘牌を見ずにはいられない。我慢して我慢して、歯を食いしばって我慢しても負ける時がある。それは人生そのものであり、彼らの麻雀から人生を学ぶことができるはずだ。

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◆この作者の他作品◆
天牌外伝【84点】

評価点数の詳細を読む(ネタバレを含みます)

徹底評価

絵  8点

絵はマンガ向きで高評価。
本題である麻雀を邪魔しないすっきりとした絵。 牌の書き方も独特で読みやすい。

ストーリー  5点

ストーリーははっきり言ってよくわからない。
麻雀を強くなる以外にストーリー性がない。

キャラクター  8点

キャラクターは個性的で良い。黒沢は人生の師と仰ぐべき人物である。
他にも魅力あるキャラクターがたくさん登場し、麻雀しかしないマンガでここまでキャラクターの魅力を引き出せるのはすばらしい。

世界観  9点

麻雀マンガの確固たる地位を築いたと言える。
世界観はしっかりと作られている。

読みやすさ  7点

4人の手牌を同時進行で見ていくために、ある程度知識がないとわからない。
無駄な引き伸ばしなどもないために読みやすいことは読みやすい。

意外性  7点

意外な人間が勝つこともあるのだが、もはや麻雀を通した魂のぶつかり合いに見入ってしまいだれが勝ったかはどうでも良い時もある。

臨場感or迫力  9点

臨場感と迫力は高評価。
ノーテンでも興奮できる麻雀マンガはこの作品くらいではなかろうか。

お薦め度  8点

麻雀マンガでは最もお薦めできるマンガである。
巻数の多さと変わり映えのしないストーリーでやや減点。

全体性  7点

まとまっているような気がするのだが、目標が全く見えてこない。
ゴールが定められていないのでまずまずの評価となってしまう。

面白さ  9点

麻雀マンガとしては圧倒的におもしろい。
じっくり麻雀を見せて、実力で楽しませるといっためずらしい作品だと思う。

合計  77点

 一局、一局をしっかり描き、麻雀を深く楽しませるマンガである。 他の麻雀マンガの追随を許さない圧倒的な作品である。 アカギ哲也のような華々しさはないが、どのキャラクターも人間臭く温かみのある人が多い。 一つの牌に込められた天国と地獄をぜひこのマンガで味わってもらいたい。

個人的な見所

 キャラクターでは黒沢の存在感がズバ抜けている。 上にも書いたが、人生の師と仰ぐべき人物である。 天牌外伝ではその黒沢が主人公なのだがそちらもおもしろい。 麻雀を通して、自分の生き方を見直し、芯の通った大人にならなければと奮い立たせてくれる。

 

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