赤灯えれじい【76点】

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合計 ストーリー キャラクター 世界観 読みやすさ
76 6 8 8 9 9
意外性 臨場感or迫力 お薦め度 全体性 面白さ
6 6 8 8 8

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書評

 ヘタレで臆病で貧乏フリーターのサトシは赤灯(誘導棒)を振る交通警備員のバイトでチーコという女の子と出会う。彼女はサトシとは真逆の気の強い金髪ヤンキー。当然気が合うわけがない二人だが、意外と心優しいチーコへの恋は募っていきついにサトシは告白することになる。完全に真逆の二人の恋は成就するのだろうか。
 何でもない日常を淡々と描く少し変わったこの作品ではあるが、読めば読むほど世界に没入してしまう。自分の昔の思い出を思い出しながらほのぼのと登場人物の心情に寄り添うことが出来る。ストレスの多いせわしない世の中だからこそ、このマンガを読んで心に癒しをもたらしてもらいたい。

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◆この作者の他作品◆
ケッチン【68点】

 

評価点数の詳細を読む(ネタバレを含みます)

徹底評価

絵   6点

絵は上手いというわけではなく普通。
ただ、読み進めていくうちにこの絵でよかったと思ってくる。

ストーリー  8点

一般的な男と女の恋愛模様。なのだがなぜか引き込まれるものがある。
当たり前の出来事が当たり前に起こるだけなのにおもしろい。

キャラクター  8点

普通の人たちなのだが、そこはマンガであるため少し特徴がある。
その特徴がまたマンガのスパイスになっている。チーコがかわいらしく、それを何とも表現しがたいのだが高得点。

世界観  9点

絵もストーリーも普通なのに、この世界に引き込まれて読み進めてしまった。
「普通」をここまで興味深く描写できる作者は素晴らしいといえる。

読みやすさ  9点

とても読みやすい。
ムダな引き伸ばしもなく、ストレスを感じずに読むことができる。

意外性  6点

意外性はほとんどない。
最終話だけ読み進めるスピードが速くなってしまい、ありがちなラストかとわずかにがっかりしながらも、その結末は避けたいと思ってしまった。

臨場感or迫力  6点

このカテゴリーの得点が上がるマンガではない。
それでもそれなりのものがあったので平均点。

お薦め度  8点

久々にグッと引き込まれるマンガに出会った。
平凡な恋愛が嫌いでなければぜひ読んでみてもらいたい。

全体性  8点

かなり高レベルでまとまっていると言える。
惰性のようなものもなく全体として良い評価である。

面白さ  8点

間違いなくおもしろいマンガである。
小説を読んでいるような不思議な感覚にさせてくれる。

合計  76点

 全体として点数は伸びなかったが、点数以上に印象に残るマンガになった。最初に手に取った時の期待感と読み終わった時の高揚感がここまで釣り合わないマンガはなかなか記憶にない。恋愛マンガといえばアイズくらいしか読んだことがなかったが、全く違った作品である。
 一般的な恋愛生活をここまで細かく丁寧に、そしてマンガ風に仕上げるというのは素晴らしいの一言に尽きる。付き合ったり別れたり、新しい人物が出て来たり、ドラマチックな展開があったりと、恋愛マンガの王道と呼べる演出はほとんど出てこない。日常のちょっとしたすれ違いにここまで見入ってしまうのは自分でも驚きである。ぜひ、この世界観を体感してもらいたい。

個人的な見所

 チーコが元カレと会ってしまったことをサトシが許すことが出来ずに別れてしまう。何やってんだサトシ、お前にはチーコしかいないだろうとだれもが思っただろうが、それも作者のうまい作り方だと思わされる。結果、最後まで気になって一気に読んでしまった。
 最終話はまさかと思いながら、そのまさかをマジで心配してしまった。チーコが無事でよかった。ツンデレの魅力が少し分かってしまったように思う。

 

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