沈黙の艦隊【84点】

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合計 ストーリー キャラクター 世界観 読みやすさ
84 8 9 7 9 8
意外性 臨場感or迫力 お薦め度 全体性 面白さ
8 10 9 8 9

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書評

 日本の近海で発生した潜水艦の海難事故で海上自衛隊の全乗組員の命が絶望的であるという事件が起こる。しかし、それは日本初の原子力潜水艦「シーバット」へその乗組員を乗船させるための偽装工作であった。無事に全員がシーバットに乗船しアメリカ海軍所属として試験航海へと向かう。だがここで驚くべきことが起こる。突如シーバット艦長海江田四郎以下乗組員70名全員が反乱を起こし、海江田を元首とする独立戦闘国家「やまと」を名乗る。そして「やまと」には核弾頭を搭載している可能性が浮上し、アメリカを始め全世界を巻き込んだ事件へと発展する。
 昔に発表された作品ではあるが今読んでも全く色あせない魅力と先見性に富んでいる。今の時代に生きる者にとって決して忘れることのできない「核」という問題を原子力潜水艦という舞台から描く。果たして人類はこの問題を解決することができるのか。そのヒントがこの作品の中にある。

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◆この作者の他作品◆
ジパング【81点】

評価点数の詳細を読む(ネタバレを含みます)

徹底評価

絵  8点

絵はまとまっていて好印象。
人物以外の書き込みも素晴らしい。

ストーリー  9点

ストーリーはすばらしい。
この作者のマンガは深みがあり、読むのにパワーがいるがおもしろい。

キャラクター  7点

ジパングもそうなのだがつかみどころのない不思議なキャラがメインになる。
わかりやすいキャラはそのメインキャラを引き立てるのだが、この配置はどうなのかと思う。
だからこそおもしろいのか、逆にした方がおもしろかったのか。

世界観  9点

世界観はよくできている。 文句なく引き込まれる。
潜水艦という魅力にどっぷりとつかることができる。

読みやすさ  8点

ストーリーは深く、とても壮大なのだが、わかりやすく読みやすい。
このあたりはセンスだと思う。

意外性  8点

潜水艦を国であると宣言し、核の存在する世界に一石を投じるというストーリー自体が意外性に富んでいる。
程よい意外性で読み手にとってはありがたい。

臨場感or迫力  10点

この項目は文句なし。
潜水艦バトルがここまでハラハラドキドキさせられるものかと思える。

お薦め度  9点

昔の作品であるが、現在でも十分にお薦めできる。
核の存在は生きていく上で無視できないものであるのでぜひ読んでもらいたい。

全体性  8点

全体としてもよくまとまっている。
やや作品としては長いが、許容範囲内でまとまっている。

面白さ  9点

間違いなくおもしろい。
マンガ好きなら一度は目を通しておくべき。

合計  84点

 名作とよぶべきマンガだろう。 安定感のあるマンガというよりは玄人好みのマンガである。 核問題、国という定義、そこに生きる国民、そして生活を守るということ。 これらを考えるきっかけになるマンガである。 好き嫌いはわかれるかもしれないがぜひ読んでもらいたい。

個人的な見所

 潜水艦によるバトルがおもしろい。一見、地味な印象だったがとんでもない。 戦闘機やイージス艦に勝るとも劣らない魅力を秘めていた。 東京湾での補給活動から脱出するシーンはまさに手に汗にぎる展開だった。

 

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