クロサギ【75点】

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合計 ストーリー キャラクター 世界観 読みやすさ
75 7 8 7 10 7
意外性 臨場感or迫力 お薦め度 全体性 面白さ
6 7 8 7 8

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書評

 詐欺師には3種類の人間がいる。人(カモ)を騙して金銭を巻き上げる白鷺(シロサギ)、異性(カモ)を騙して心と体を弄ぶ赤鷺(アカサギ)、シロサギやアカサギのみを狙う黒鷺(クロサギ)。父親がシロサギによって騙され、一家心中を起こした中ただ一人生き残った主人公である黒崎。彼は父親を追い込んだシロサギを含めた世の中のシロサギ全てを憎み、クロサギとして彼らに牙を向く。
 戦慄の詐欺サスペンスとのキャッチフレーズの通り、詐欺の内容やそれらに関わる人たちを細かく描写し、どのような心理で嵌められそして落ちていくのかを描く。オレオレ詐欺が流行っていた時期とも重なり、ある種の啓蒙活動のような役割も担っていた。世の中にはびこる悪の手口をこの作品で学ぶことが出来る。

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徹底評価

絵  7点

絵はまずまず。
最初からほとんど変化していないが、劇画タッチが濃くなっていった。

ストーリー  8点

ストーリーが一つずつ簡潔にまとまっており読みやすい。
難しい内容なので短く区切ってくれているのが高評価。

キャラクター  7点

登場人物はあまり多くない。
その中でも個性はよく出ている。

世界観  10点

詐欺師を詐欺にかけるという新しいテイストをしっかりと作り上げた。
とても高評価である。

読みやすさ  7点

絵とストーリーはとても読みやすいのだが、内容が難しいので少し減点。
知識がないとしっかりと楽しむことが難しいように感じる。

意外性  6点

コナンのように結末をある程度予測できる。
それがこのマンガの味でもあるのだがこの項目としてはいまいち。

臨場感or迫力  7点

緊迫感は伝わるマンガである。
人をだましているというスリルをうまく描写している。

お薦め度  8点

内容は難しいが、読み込むことができるならお薦めできる。
知識・教養としても役に立つ作品である。

全体性  7点

全体として、少しずつストーリーを消化しながら進んでいった。
しかし終わりがいまいち。全体性としては伸び悩んだ。

面白さ  8点

おもしろい作品ではあるが、ラストに向けて評価が難しくなった。
新章に突入し、4巻で終わってしまったので少し残念とも言える。

合計  75点

 とても印象に残っているマンガである。 知らずに詐欺師の片棒をかついでいても共犯になるというのは衝撃だった。 世直しモノではあるが、完全に善人というわけではなく、私情も挟みながらの展開はおもしろい。 が、しかし最後がもったいない。 もう少し丁寧にまとめてもらいたかった。
 小難しいマンガを探しているのならぜひお勧めである。

個人的な見所

 詐欺という犯罪について、詐欺師という存在について、そしてだまされるということ。 これらを深く考えさせられた。 20億稼ぐ会社より20年続いた会社を信じるという言葉は今も印象に残っている。

 

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