テラフォーマーズ【76点】

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合計 ストーリー キャラクター 世界観 読みやすさ
76 6 8 9 9 7
意外性 臨場感or迫力 お薦め度 全体性 面白さ
8 8 7 6 8

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書評

 舞台は未来の2599年。地球の人口は爆発的に増えてしまい、火星への移住を検討する。火星を人間が住める環境にテラフォーミング(地球化)するために、苔を植えてゴキブリを放つ計画を進める。黒色の生物であるゴキブリによって地表が黒くなり、太陽光を吸収することで火星を温め、凍った二酸化炭素を溶かして地球の環境に近づけようとする。
 計画は途中までうまくいくが、火星の過酷な環境下でゴキブリはとんでもない進化を遂げてしまう。そのゴキブリを駆除するために、昆虫の能力を手術によって獲得した各国の人間たちが火星へ向かうことになる。
 これまでのマンガ史上で最も印象に残るキャラクターを作り出したこの作品。一目見れば一生忘れることのない火星在住の彼らを堪能してほしい。

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徹底評価

絵  6点

絵としては平均点。
全体的にマンガっぽくなく、動きがなめらかでないのでマンガの絵として好みではない。

ストーリー  8点

少年漫画のとんでもSFかと思いきや、地球にいる人間同士の足の引っ張り合いが描かれる。
純粋に戦闘を楽しむだけではないところが賛否が分かれるのではないかと思う。

キャラクター  9点

国ごとに特色があり、さらに一人一人に細かい描写がある。
やられるであろうキャラクターへの詳細な設定はどうかとも思うが、人間と移植された生物の二つのキャラクターが味わえる。

世界観  9点

未来の話であるが、結局は国同士がいがみ合い、足を引っ張り合うという構図が妙に納得できる。
人型のゴキブリという新たな世界をつくったことはとても評価できる。

読みやすさ  7点

どうしても絵に動きを感じられない。
さらに顔の表情もいまいち。テンポは悪くない。

意外性  8点

ある意味わかっていたとはいえ、やはりその国がそう動くかという意外性はある。
ジョセフの手術ベースがいまだ謎に包まれていて期待があるが、味方でいてほしかった。

臨場感or迫力  8点

マンガとしての絵では評価をあまりしていないのだが、戦闘シーンなどの一枚絵としてはよくできているように感じる。

お薦め度  7点

初めのころのスピーディな展開は良かったが、一気に違う作品になったような印象。
地球での盛り上がりがまだ何とも言えないのでこの点数とした。

全体性  6点

やや思っていたものとは違うストーリーになっている。
ガンツもそうだが、もっと単純な展開がおもしろいと思う。

面白さ  8点

バトル漫画として見た時に高評価。
SF的バトルなのだが、実在する生物をモデルにしているために新しい距離感でつきあえるマンガである。

合計  76点

 初めて読んだ時の衝撃は忘れられない。テラフォーマーのフォルムは一生忘れることはないだろう。しかし、それも読み進めていくうちに慣れていくのがまたおもしろい。そして、地球の危機だというのにまとまらない人間の方が、テラフォーマーより気分が悪くなるといった感情がこみ上げる。単純バトルマンガとしても楽しめ、青年マンガとしても人間同士の愛や争いを描いているために楽しめる。ここからダラダラと引っ張らずにテンポ良く進んでくれると良作であるといえる。

個人的な見所

 やはりジョセフのベースがどんな生き物であるかというところ。テラフォーマーではないかという意見もあるが、それではあまりにもといった感じ。しかし、上述したがジョセフは味方でいてほしかった。このあたりの思い切りが、今後どう影響するのか、どこまで続くのか、しっかりと見定めたいと思う。

 

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