善悪の屑(外道の歌)【68点】

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合計 ストーリー キャラクター 世界観 読みやすさ
68 6 7 6 8 7
意外性 臨場感or迫力 お薦め度 全体性 面白さ
7 8 6 6 7

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書評

 残虐的な犯罪を犯しながら、法的に十分な罰を受けていない犯罪者たちを被害者に代わって復讐する復讐代行業を営む二人の男の物語。主人公の鴨ノ目武、島田虎信には復讐代行業を始めた悲しい理由があった。
 犯罪の被害に遭い、法の裁きに納得できない事件はたしかに存在する。そのような事件の加害者への恨みを晴らす復讐代行をテーマにしたこの作品。法治国家である以上、司法によって裁きを受けるのが当然であるが、どこか納得のできない思いを晴らしてくれる内容になっている。必要悪というものは必要か不必要か、これを読んで考えてみてほしい。

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徹底評価

絵  6点

絵だけを見た場合、平均点といった印象。
ストーリー的にはあまりリアルすぎると読みにくいかもしれないのでちょうど良いようにも感じる。

ストーリー  7点

実際の事件を題材にした復讐代行業がテーマである。
悪くはないのだが恨み屋本舗など他作品もあるので、それらと同じような展開になってしまう。

キャラクター  6点

キャラクターの作りはやや大味。
キャラクターを推す作品ではないのでしょうがないかもしれない。

世界観  8点

やや薄もやがかかったような陰鬱とした雰囲気が高評価。
独特な絵と相まって世界観はよく作り上げられている。

読みやすさ  7点

一つのストーリーが長すぎずまとまるので読みやすい。
グロテスクな表現があるのでその分減点した。

意外性  7点

こちらも他作品と見比べてしまい、見たような展開になってしまうのでやや減点。
これからに期待したい。

臨場感or迫力  8点

ターゲットに制裁を加えているシーンや暴力シーンなどはしっかりと描写しているように思う。ただグロテスクさで言うとウシジマくんの方がやや勝っている印象。

お薦め度  6点

かなり読み手を選ぶのと、作品の個性がまだはっきりと出てきていないように感じるのでこの評価とした。

全体性  6点

短くまとまっているが、この世界観と絵ならもう少しキャラや心情を掘り下げても良いように思う。ボリュームがもう少し欲しい。

面白さ  7点

ヤングキング掲載ということで他の作品とは毛色の違う展開に期待したい。主人公の設定などは悪くない。

合計  67点

 設定や世界観などは好みなのだがあまり点数が伸びなかった。恨み屋本舗やウシジマくんと比べると作品としてややインパクトが弱い。前者はあっさりとした絵でありながら、加害者の残虐非道ぶりが突き抜けており、多種多様なストーリーを楽しめる。ウシジマくんは表現のグロテスクさが突き抜けており、さらにその人物の詳細な生活を描写することで読み手が疑似体験することができる。その両者に比べると、もう一つといった印象。しかし今後の展開に期待できるので、キーマンとなっている園田のストーリーをどこまで膨らませられるかに期待。

個人的な見所

 私刑というものをどのように考えるかは難しいところである。法治国家である以上、法律に基づいて罰を受けて罪を償うべきなのだが、主人公の鴨ノ目が言うように「被害者に対して周りはただの一つも要求するべきではない」ということはその通りだと思う。周りの人間が被害者の気持ちを全部分かってあげることなど絶対にできないのだから。

 

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