からくりサーカス【87点】

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合計 ストーリー キャラクター 世界観 読みやすさ
87 7 10 9 10 7
意外性 臨場感or迫力 お薦め度 全体性 面白さ
9 9 8 9 9

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書評

 莫大な遺産を相続することになった才賀勝が加藤鳴海と出会うことにより運命の歯車がゆっくりと回り始める。遺産を狙う親族から狙われる勝を加藤と謎の女性しろがねが助けようとする。巨大な人形を操るしろがね、人を笑わせないと死んでしまう奇病ゾナハ病を患う加藤、そして勝には三者三様の過去と未来が待っている。それらの歯車はずっと昔からゆっくりと回り続け、彼らを巻き込み大きな動きとなる。それら全てのからくりが明らかになる時、サーカスのクライマックスが幕を開ける。
 前作うしおととらに引き続き、圧倒的なストーリーで展開されるSFスペクタクルファンタジー。われわれ読者はサーカスの観客となり、この演目に目を奪われる。大きな歯車も小さな歯車から動き始めたのだと徐々に分かる頃、もうこの物語を途中で止めることはできない。

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◆この作者の他作品◆
うしおととら【89点】

 

評価点数の詳細を読む(ネタバレを含みます)

徹底評価

絵  7点

絵はクセのある絵なので評価は分かれる。
マンガ作品としてオリジナリティがあり悪くない。

ストーリー  10点

一本の完成された映画を見ているようなそんなストーリー。
良い意味で裏切る展開が多く見入ってしまう。

キャラクター  9点

様々なキャラクターが出てくるが、前作のうしおととらと同じようにだれもが作りこまれている。
ジャックオーランターンがとてもかっこいい。

世界観  10点

からくりサーカスという世界観を作り上げた。
文句なしの満点。

読みやすさ  7点

話の展開が難解なこともあり少し点数を下げた。
それ以外は読みやすく進んでいける。

意外性  9点

少年誌のマンガ作品とは思えないほどのストーリーの作りこみ。
隠されていた意外な秘密がゆっくりと確実に明らかになっていくので引き込まれる。

臨場感or迫力  9点

戦闘シーンはもちろん、描き込みも素晴らしいので臨場感は文句なし。

お薦め度  8点

やや難解なストーリーに疲れることなく読んでいけるのであれば間違いなくお薦めである。

全体性  9点

少し作品としては長いが、それでもこの重たいテーマをしっかりと最後まで描き切った。
一つ一つの歯車がしっかり全てかみあったと言える。

面白さ  9点

ジャンプなどのバトルものとは違うが、圧倒的におもしろい作品である。
ぜひ読んでもらいたい。

合計  87点

 重厚な物語を一つ楽しんだというのが率直な感想である。少年マンガという範疇をはるかに超える名作である。うしおととらとは毛色の違うテイストだが、勝るとも劣らない内容であり、さらなる読者を獲得したと言える。決して派手ではなく緻密にしっかりと練り込まれたこの作品はかみしめるように楽しんでもらいたい。

個人的な見所

 視点がコロコロと切り替わる展開に最初は翻弄されてしまうが、いつの間にか当たり前のように読み進めてしまう不思議な作品。幕間に登場するあのピエロですら伏線になっているとはもはや参りましたと言うしかない。

 

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