インベスターZ【78点】

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合計 ストーリー キャラクター 世界観 読みやすさ
78 5 9 6 8 8
意外性 臨場感or迫力 お薦め度 全体性 面白さ
7 7 10 9 9

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書評

 道塾学園に入学した財前孝史は登校初日にある部屋へ連れて行かれる。そこは各学年の成績トップの生徒が集まっており、学校の運営資金を稼ぎ出す「投資部」であることを告げられる。財前はそこに加わり学生の身ながら資産を運用する投資の世界へと足を踏み入れることになる。
 個性的な作品を生み出し続ける三田作品の新たなテーマは「投資」。株やFXなど様々な内容が盛り込まれており、それが分かりやすくドラマチックに展開される。株に全く興味がないあなたもこれを読めば「投資」というテーマでこれまでとは違った世の中を味わうことができる。

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徹底評価

絵  5点

絵はクセがなく標準的な絵。
悪くはないが評価するほどではない。

ストーリー  9点

株やFX、生命保険など金融商品という分かりにくいものを読みやすく馴染みのある雰囲気にうまく落とし込む作り方。素晴らしい完成度である。

キャラクター  6点

キャラクターの個性はあまりない。
ストーリーや展開で勝負する作家なので問題はない。

世界観  8点

この作品だけに限らず、全ての三田作品で共通の世界観ができている。
マンガとして楽しめる実用書と言っても良いだろう。

読みやすさ  8点

絵はあっさりとしていて、難しい話もたっぷり間をとって進んでいくので読みやすい。

意外性  7点

ストーリーに意外性は少ないが、意外な知識を得ることができる。
世の中の常識と言われているものを疑う視点を養うことができる。

臨場感or迫力  7点

知識型の作品なので迫力などはないのだが、所々に論争を合戦に例えて表現するなど臨場感を出す工夫がされている。

お薦め度  10点

そのテーマに明るい人であれば物足りないだろうが、全く知らないテーマがあればぜひ読んでみるべきである。
株などを買う買わないに限らず知識は持っておくべきである。

全体性  9点

一つ一つは短くまとまっており高評価。
全体としてどのあたりに落ち着くかは分からないが、今後の展開にも期待したい。

面白さ  9点

資本主義を生きる現代では必須の知識が描かれている。
若いころに一読しておくべきだろう。

合計  78点

 相変わらず個性的な作品を放り込んでくる。確定拠出年金やNISAなどの制度やロボアドバイザーなどのフィンテック分野の進化など個人レベルでの投資の話題が増えてきている。そんな時代にぴったりのマンガ作品と言えるだろう。もちろん、投資をして大金持ちになろうといったテーマではなく、世の中を切り取る切り口のようなものをしっかりと提供してくれる。中学生くらいでこのような作品を読んで解説する授業があれば面白いだろう。そんな実用書にもなり得る作品と言える。

個人的な見所

 生命保険の話はとても面白かった(16巻)。商品をブラックボックス化して、保険に入るか入らないかの話を、早く入る方がお得といったように論点をすり替えるというのはまさにその通りだろう。これだけ国の保証があるにも関わらず、ほとんどの国民が保険に我先に入るというのもおかしな話だ。もちろん保険が必要ないと言いたいわけではないが、この作品を読んで家族と話し合うきっかけにしてみてほしい。

 

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